手まり作品
巻きかがり
 

 
巻かがりは模様を刺していくのではなく、色糸を縦横交互に重ねるように巻いて模様にします。織物で縦糸と横糸を組み合わせて織るのと同じような感覚です。
普通、糸はつやのあるキュプラの手まり糸を使っていますが、巻かがりは巻いた糸がずれないように木綿糸を使っています。
 
       小花
かわいい小花一つ一つも糸の交差で出来ています。
6等分の地割に六角形の補助線を入れて作っています。
補助線の三方の辺から平行に糸を掛け、交点を花芯のように配色糸で止めて、平行に渡した糸の境目をかごめの巻かがりで押さえています。

市松、うろこ、矢羽根
和模様の市松「四角形の組み合わせ」、うろこ「三角形の組み合わせ」、矢羽根を糸の交差で作っています。